おすすめ土木資格取得の順番(高等学校卒編)

土木おすすめ資格

土木の資格について複数あるがどれからとっていいのかわからない人も多いと思います。そこで、私が実務年数と試験の内容から考えるおすすめ土木資格の取得順序を紹介いたします。今回は高校卒です。

高校卒の方々は企業によって異なりますが、基本給が大卒に比べて低い傾向にあります。家庭の事情や情報不足や早く社会に出たいといった様々な理由はあると思われるが、就職後に気づき学歴社会に嘆いている人を多く私は見てきました。そこで、就職後からでも学歴差を埋めるための最有力行動としては資格を取得することです。業務での実績はもちろんですが、資格を取得することで学歴を凌駕できることは間違いなしです。むしろ場合によっては大卒で資格を取るより周りの見る目が変わる場合もあると思います。是非資格取得を目指しましょう!!

◎高等学校卒(指定学科)

1、2年目 技術士1次試験 

学歴に関係なく技術士1次試験は受験できる。技術士二次試験を受けるためには1次試験に合格してから最低4年間必要なため、早めに取得しておきたい資格である。

3年目 コンクリート技士

実務経験2年でコンクリート技士は受験できる。のちに受験する1級土木施工管理技士の中のコンクリートの分野において内容がかぶっているため、この資格でコンクリートの分野について深く勉強することで、次の資格勉強がかなり楽になる。

4年目 2級土木施工管理技士

現場に3年間従事し現場に慣れ始めたころに、業務で学んだ知識の整理やまだ経験したことのない工種の予習に最適である。この資格を取得することで1級の試験勉強に入りやすくなるため、是非取得しておきたい。コンクリート技士を先に取得することができれば、2級は簡単に取得できると思われる。2級を合格すると1級土木施工管理技士の1次検定を受験できるため実務経験が満たされたら、2級は取得するべきである。

5年目 1級土木施工管理技士(1次検定)

2級土木施工管理技士に合格すれば1次検定を受験できるため早めに試験を受けるべきである。1次検定に合格することで補佐として現場に従事できるため実務経験5年を待たずに受験をするべきである。

8年目 1級土木施工管理技士(2次検定)

2級合格後実務経験最低3年以上で2次検定まで受験できる。2級土木の資格からより専門的な内容になるが、コンクリート技士において学んだ分野は確実に生かされる。ここで土木施工の全般の部分を押さえておきたい。

9年目 コンクリート診断士

土木1級もしくはコンクリート技士を取得していれば受験できる。受験資格は9年目より早めに得れるが、1級土木を得てからの受験をお勧めする。コンクリート診断士は+αの資格であり、土木1級が建設土木工事において何よりも大事な資格であるためである。今資格はコンクリート分野の維持管理を深く掘り下げた資格である。コンクリート技士の内容は最低限知っておかなければこの分野の資格勉強は難しいため、コンクリート技士を先に取得する必要がある。また、文章問題もあるためここで文章の基礎を学んでおくべきである。コンクリート診断士はアセットマネジメントの考え方を身に付けれるため、技術力向上のために是非取得していただきたい。もし土木1級の試験が待ちきれずに他の資格を取りたい場合はコンクリート技士を取得後この資格にチャレンジするとよい。

10年目 技術士2次試験

・技術士1次試験で基礎学力

・土木施工管理で施工管理の全般の知識・文章力

・コンクリート技士でコンクリート施工の知識

・コンクリート診断士でコンクリート維持管理の知識・文章力

これまで学んできた知識を総合して技術士資格に挑めるためこの順番をお勧めします。この順番で行うことによって技術士2次試験の際の専門的知識問題はある程度頭の中に入った状態で始めれます。

また、いろんな資格を受け続けることによって、試験慣れや合格したらモチベーションにつながっていくので、いつか合格すればいいやとは思わずに、30歳までに全部資格を取ろう!という気持ちで資格をとって30歳以降は知識を持ったうえで業務に取り組むことで、違った目線で業務を行うことができます。さらに、家族や趣味の時間を作ることができて、人生の幸福度は確実に上がると思います。この順序で資格を最短で取得していくと、大学卒業の方々と年齢的には同じ年もしくはそれ以下ですべて取得できるため、資格を取り切った時には胸を張って仕事ができます。

是非、資格取得に励んで、日本の技術力向上に貢献しよう!!

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