技術士2次試験(建設部門)におけるコンクリート「非破壊試験」の知識問題の論文作成及び知識まとめです。
ご活用ください
- コンクリート非破壊試験の特徴と留意点
①反発度法:リバウンドハンマーを用いて、コンクリ表面の反発度から圧縮強度を推定する。
留意点:表面の含水状況や打設面の状況により反発度が変動する。測定器は事前点検を実施し、測定を行う。
②超音波法:センサから超音波を発信し、コンクリート内を伝達した弾性波をセンサで受信する方法。うき、剥離、空洞、ひび割れ深さが分かる。
留意点:鉄筋がある場合は精度が下がるため、複数回計測することで計測値を精査する。
③電磁波レーダー法:比誘電率の異なる物質の境界で電磁波の反射が起こる現象を利用する方法。コンクリートのかぶり、鉄筋の位置等がわかる。
留意点:コンクリートの含水率に影響を受ける。鋼材が密なところは精度が落ちる。
キャリブレーションを確実に行う。
④自然電位法:電位の卑貴傾向を把握することで、鋼材腐食状況を把握する。コンクリート内部の鋼材の腐食状況が分かる。
留意点:測定装置のキャリブレーションと測定前30分湿潤養生を適切に行う。
はつり調査と併用して行い、構造物全体の鋼材腐食状況を判断する。
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