論文例 選択1 コンクリート「型枠及び支保工」

コンクリート

1.「型枠及び支保工」の施工時の留意点

(1)一般型枠で考慮すべき荷重

型枠は側圧を主に考慮する。側圧はP=WcHで計算されるが、次の条件により変動する。

  • 構造物の条件(寸法・鉄筋量)
  • コンクリート条件(材料・配合・温度)
  • 施工条件(打ち込み速度・高さ・締固め条件)

高流動コンクリート・寒中コンクリートは想定以上の側圧がかかる恐れあるため十分注意が必要である。

(2)型枠支保工で考慮すべき荷重

①鉛直荷重(鉄筋、コンクリート、仮設材料)

②作業時荷重(作業員・施工機械)

③衝撃荷重(作業時の振動衝撃)

水平荷重(型枠傾斜、作業振動衝撃、偏載荷重)

作業時荷重・衝撃荷重は2.5kN/m2以上考慮する。水平荷重は鉛直荷重の5%程度作用させる。必要に応じて風圧・水圧・地震荷重を考慮する必要がある。

(3)脱枠・支保工解体時の留意点

現場供試体でコンクリートの圧縮強度を確認後脱枠する。(フーチングの側面3.5N/mm2,柱や壁等の箇所は5.0N/mm2,スラブは14.0N/mm2)衝撃を避けて静かに脱枠を行う。脱枠時は粉塵・振動等に注意して行う必要がある。湿潤養生期間を確実に確保すること。

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